『逢瀬(おうせ)』

       

  題『逢瀬』
画像









以下は長い蛇足になる。


逢瀬の邪魔をしてしまった。
ただし「ネコ」の、ではあるが・・・。

先週の日曜は快晴だった。
徘徊するのにいつも右に曲がる道の2本先の道を、何故か初めて右に曲がった。
少し歩くと、右手に見える駐車場の向かいの家の前に並べられたプランターの左右に、一匹ずつネコがちょこんと座っているのが目に入った。

駐車場に入ってデジカメで一枚撮ってもう少しにじり寄ると、左側の一匹は路地の奥に消えていった。
玄関前のネコはリードで繋がれていた。
プランターの手前まで近づいて、「チ、チ、チ・・・」だの「ミャ~」だのと声をかけた。
このネコはプランターの右横に移動したが、逃げもしないが近づきもせず、こちらを見ている。
僕の方に注意を向けようと2、3分の間粘ってみたが、こちらに来たいような、でも警戒しているような態度で埒(らち)があかない。
そうこうしていると、玄関を入って直ぐ右手から「ジャッ、バーーーッ」、と大きくて重い物を流すような豪快な水洗トイレの音がした。
その音でネコは玄関の土間に上がってしまった。
家人は既に「用」を済ませていて出るに出られずで、じれったかったのではなかろうか、と思ってしまった。
僕の方としても、トイレから出てくる家人に姿を見られ、「通りすがりの者ですが、決して怪しい者ではありません。 ネコが好きなもので・・・」などと挨拶はしにくい。
その場を盗人のように、僕はこっそりとその場を立ち去った。


それにしても直ぐに姿を消えたネコは、冬は外に繋がれないこの白いネコに、会いたくてもなかなか会う機会がない。
それがこの快晴で外に繋がれて、久し振りに会うことが出来たのではないだろうか。
だとしたら、気の毒な事をしてしまった。



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この記事へのコメント

軽井沢爺
2012年02月25日 09:16
久しぶりじゃったのう。
大分春めいてきたのでネコもうずうずしはじめたかな。
爺はネコを飼ったことがないのでよく分からんが、普通ネコって紐などでは繋がないのではないかな。
あまり繋がれたネコって見たことがないが、よっぽど悪さをするか、すぐ逃げ出していなくなってしまうかかな?
ネコって犬より人に従順じゃないし結構自由人(ネコ)と聞くから逢瀬はもっと自由な状態でしているのじゃないかな。
これから夜な夜なネコの鳴き声がうるさくなってくるじゃろうが、静かに密やかな人の逢瀬に比べるとにぎやかな逢瀬をするもんじゃのう。
でも最近の若いもんの逢瀬はネコみたいにうるさいみたいでもはや逢瀬と呼べないかもな。
逢瀬はもう死語になってきそうで爺はちょっと寂しい。

そうだ逢瀬をしよう、でも爺には白いネコと同じでしっかりした紐がついているんだっけ。
だれかこの紐を切ってくれ。
なおき殿も逢瀬をしたいのかな、ひひひっひ。
なおき
2012年02月25日 22:56
>軽井沢爺様

お久し振りです、軽井沢爺様。

この二日ほど、こちらは春がそこまで来ているのを感じる暖かさでした。
裏の駐車場に住むネコたちの内の一匹はオスなのですが、夜鳴いています。

今や犬のノーリードは何処でも見かけますが、ネコのリード付きはあまり見かけませんね。
でも1週間ほど前、ネコにリードを付けて散歩をするおばさんを見かけました。
聞いたところでは、外に出すと車に轢かれるのでもっぱら室内飼いをしているけれど、時々猫の気分転換にリードを付けて散歩するそうです。
随分前ですが、白いウサギにリードをつけて散歩するのを見たことがありますよ。
飼主に付いてピョコタン、ピョコタンと歩いていました。

「逢瀬」と言う言葉も好きですが、要求を通す時のおどしめいた常套句、「今生の名残に・・・」と言うのも好きです。
(まだ使った事はありませんが・・・)
最近の若者はネコ並で、思考も行動も直接的なのでしょうね。

僕が逢瀬ですか?
結婚してやっと1年が過ぎたばかりなので、もう半年位は大人しくしておこうかと思います。
軽井沢爺様の逢瀬、お手伝いしましょう。
チョキンッ!
切りましたよ。
ふはははははは。

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